自動販売機でお弁当を注文?サントリーが展開する新お弁当サービスとは?

サントリーとぐるなびの宅弁

 

ジュースやアイス、軽食などが購入できる自動販売機は街のいたるところに設置されていますが、自動販売機で当日作られたお弁当を注文できる「宅弁」というサービスが発表されました。

 

この「宅弁」というサービスは、飲料水やお酒を販売するサントリーの子会社「サントリービバレッジソリューション」とグルメサイト「ぐるなび」が共同で展開するサービスでそのサービス内容は驚くべきものです。

 

宅弁はどうやって購入する?

一体どのように自動販売機でお弁当が購入できるのか?
その仕組みを解説します。
まず、お弁当が買える販売機は通常のジュースの販売機と同じ形状で、通常のジュースやお水、お茶が販売されている自動販売機の片隅にお弁当を購入できるボタンが設置されています。
今回お披露目となった販売機で販売されているお弁当の価格は700円。
ジュースを購入するのと同じように700円を入れ、お弁当を購入するボタンを押します。
すると、お釣りの返却口から「ジュース10円割引」と刻印されたコインが出てきます。
このコインがお弁当を購入した証明書の代わりとなります。

 

お弁当は一体どこからでてくるのか?というと、お弁当はこの自動販売機が設置されている近隣の提携飲食店がお昼12時に配達してくれるという形です。

 

お弁当を注文できる時間は朝8時から10時までで、自動販売機でお弁当を注文すると「お弁当が売れた」という情報が「ぐるなび」のシステムネットワークを通して、お弁当を提供する飲食店へFAXで自動配信されます。
お弁当の受注を受けた飲食店は、その自動販売機が設置されているフロアにランチの時刻までに配達するという仕組みです。受け付け時間は8〜10時、配達時刻は12時という設定です。

 

朝、出社時に自動販売機でお昼のお弁当を注文しておけば、あとはオフィスから出ることなくお昼ご飯を円滑に届けてくれるというオフィス街の働く人たちにとってはとても便利なサービスです。

 

世界で初めてのサービスということもあり、現在はまだ都内の一部のビルでのみ運営されていますが、これから色々な地域で利用できそうな予感です。

 

宅弁はなぜ生まれたのか?

サントリーがなぜこのようなサービスを開始したのか?それには理由があるそうです。
自動販売機の売り上げはここ数年横ばいにとどまっており、更なる売り上げアップのために自動販売機を利用してもらう頻度を高めることや、安定した売り上げが期待できるオフィスの販路を取り込み、市場を拡大したいという狙いがあるようです。
実際、自動販売機を利用する機会が増えますし、オフィス内でランチを済ませることができれば、コンビニなどで購入していたお茶やコーヒーなどを自動販売機で済ませる、という人も増えて来ると考えられます。また、お弁当を注文した後にお釣りの返却口から出てきた10円割引コインを利用することによって、他では使えない通貨なのでその自動販売機で利用するしかない、すなわち飲み物が売れ、顧客も割引された価格で飲み物が購入できるという双方のメリットが得られるというものです。

 

注文できるお弁当の内容は、自動販売機の横にメニューがプリントされており、事前にどんなお弁当が配達されるのかをちゃんとチェックできます。注文してみたら食べたくないお弁当だった!なんてことはありません。

 

お弁当のメニューは日替わりで、周辺の飲食店やレストランのメニューが設定されており、毎日同じ飲食店の食事ではないので飽きがこないように設定されているのも嬉しいポイントです。
設置された自動販売機の近くの飲食店が、お弁当を提供する対象店舗となる場合が多いそうですが、これは配達時間が短いなどが要因となっているようです。

 

なぜこのようなバラエティに富んだメニューのラインナップが可能なのかというと、それは「ぐるなび」の力が大きいと言えます。
ぐるなびは、「ぐるなび」に登録されている飲食店の選定・仲介を担当し、自動販売機でのお弁当配達サービスを行えるお店を決定・提携する役割を担っているそうです。これによって様々な飲食店のお弁当が自動販売機で円滑に購入できるというサービスを実現しています。

 

飲食店側は10時までに当日のお弁当の受注状況が把握できますし、通常の店舗の営業を邪魔することなく坂路を広げられるということで、売り上げアップにもつながっているそうです。
自動販売機でお弁当を購入する顧客も、販売機でジュースを購入してほしいサントリー側も、さらには飲食店側も売り上げアップにつながるということで、すべての側にメリットがあるという確信的なビジネスモデルと言えます。
このモデルが軌道にのれば、都内だけでなく、各地域のビジネス街の出前市場・ランチ市場は大きな構図変革につながるかもしれません。

 

ランチでお弁当を食べたユーザーが、このお店の料理は美味しい!ということに気づけば、夜仕事終わりに同僚や友人と一緒に店舗で食事をするというチャンスが広がることも予想できます。

 

現在のところ、自動販売機1台につき1日限定20食となっているので、人気が高まってくるとすぐにお弁当が売り切れてしまうというような時期が来るかもしれません。
限定20食にしている理由は、飲食店の配達スタッフが1人で配達できる量を考慮してのものだそうです。今後は需要の多さによって変化が加わってくるかもしれません。

 

時間の節約になる!

オフィス街のOLやサラリーマンは、飲食店でランチを食べる人もいれば、コンビニでお弁当と飲み物を購入してオフィスで食べるという人、はたまた持参したお弁当を食べるという人のいずれかだと思います。
高層階のオフィスビルやオフィスが密集したエリアのランチどきは、飲食店もごった返していますし、コンビニも並んで購入することになります。それ以前に、下におりたいけれどエレベーターが混雑していてすぐに降りられない!という場合も多いと思います。
お弁当を買いに出かけて、オフィスに戻ってきたらもうお昼休みの半分は終わっている、という経験をしている人が多いと思います。
ランチの時間は限られた時間なので、なるべく有意義に使いたい!と考える人にはこの自動販売機の宅弁のサービスは重宝するのではないでしょうか。

 

出前やウーバーイーツと比較したメリット

宅弁の魅力はお弁当をより手軽に注文できるのが魅力です。
出前館やファインダインなどの出前サイトやウーバーイーツなどは、待ち時間や配達時間が表示されますが、確実にお昼ご飯までに届けてもらえるかは日によって異なるので時間が読めない場合も多々あります。
注文する際も時間が取られますし、煩わしさが発生してしまいがちです。
しかし、この自動販売機を使った宅弁であれば、注文は自動販売機でボタンを押すだけ、配達時間は昼の12時とほぼ予定通りの時間にお弁当をオフィスまで届けてくれるので時間の無駄が省けるという点で非常に便利です。

 

テレビなどのメディアで、この「宅弁」サービスが発表されてから、導入を検討してオフィス・企業も増えたようです。
オフィスだけでなく、今後は学校やコミュニティ施設などでも利用できる日が来るかもしれませんね。

 


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